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近中間赤外用イマージョン回折格子の開発 IV
ZnSe製大型プリズムイマージョン回折格子の製作

池田 優二 、小林 尚人 、安井 千香子、近藤 荘平、 本原 顕太郎、南 篤志、Paul J. Kuzmenko、Steve L. Little、塩谷圭吾、松原英雄、中川貴雄、所 仁志、平原 靖大
2008年9月11日 日本天文学会2008年秋季年会 @岡山理科大
■ アブストラクト
我々は、近〜中間赤外領域で使用可能な数種のイマージョン回折格子の開発を幅広く進めている。 イマージョン回折格子とは、回折面を媒質で満たした裏面型反射回折格子であり、 通常の回折格子に比べて、媒質の屈折率(n)に比例して分解能を向上できる (もしくは、分光器をコンパクトにできる)ため、次世代の分光デバイスとして大きな期待がよせられている。 ZnSeは波長0.6〜18μmと広い透過帯を持つn=2.4の赤外線光学材料である。 次世代赤外天文衛星SPICA搭載の高分散分光器(5〜15 or 28μm)、 および東京大学で開発中の WINERED(0.9〜1.4μm)用のイマージョン回折格子材料として有望視されている。
これまでの開発で、ローレンスリバモア国立研究所(LLNL)が独自開発した超精密加工機"PERL"を用いた切削加工によって、 可視域で87%を超える相対回折効率を達成する精密な溝加工が可能であることが示されている(2007年秋季年会・V55b 池田他)。 そこで今回、本番機に近い大型プリズム(入射面 23mm×50mm:底辺 60mm)の斜面に溝加工を施し、 完全なイマージョン回折格子としてのサンプルを製作した。
本公演では、製作の詳細や光学評価の結果、おそび今後の展望ついて報告する。