非球面ミラーの製造を始めました
近年、軸外し非球面/自由曲面ミラーといった形状ミラーを用いた高度な光学系が
設計/製造の場で求められることが多くなっております。フォトコーディングでは、
京都光学、
Hyperbola Opticsと協力して
非球面ミラーの設計・製造サービスを
開始しました。
研磨には産業用ロボットを応用した独自の方法を用いています。自由に駆動できる多軸の
ロボットアームによって、クラシカルな光学系に用いられてきた共軸系に捕らわれない、
自由な形状の鏡面を形成することができます。
非球面ミラー製作における達成精度は測定が肝になります。正しい測定結果なしには、
適切な修正研磨を施すことができないからです。一方で、高精度ミラーに求められる
鏡面形状測定は技術的/コスト的に多くの困難があり、一般化されていません。
一方で、高精度ミラーに求められる鏡面形状測定を実現するには干渉計などの光を用いた
非接触測定が必須になります。私どもは、CGH(Computed Generated Hologram)
を用いた独自開発の測定システムを用いてサブ波面精度での鏡面測定と研磨を
実現しています。
(左)研磨用ロボット(中)非球面の測定結果の例(測定波長:633nm)
(右)CGHを用いた形状測定の様子
製作可能サイズ | φ50∼600mm |
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製作可能材料 | クリアセラム、ゼロデュア、石英、各種セラミック材 |
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製作可能形状 | コーニック面、高次非球面、トーリック面、 アナモフィック面、自由曲面 |
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面精度 | λ∼λ/20(加工材料、形状によります) |
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面粗さ | < 3nm (RMS) (加工材料、形状によります) |
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非球面/CGHの光学設計のみ、製作のみ、お客様で製作された検査のみのご依頼も対応可能です。
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